WORK
ITEM

壁の素材が生み出すおしゃれキッチン空間

2024/08/08

~おしゃれさも機能性もあきらめない快適な間取りを~
「”好き”に囲まれて暮らす」ための住空間をプランニング
広島のリノベーションブランド「リノデリュクス」の二級建築士 宮﨑夏実です。

 

キッチンのガスコンロ周辺は、油が飛び散り、汚れが気になることはありませんか?

「こんなところに?」と思うところへ飛び散っていて、驚くこともありますが、
油が飛び散らないようにするための解決策はリフォームではなかなか難しい・・・

ですが、「飛び散った油汚れをふき取りやすく、楽にお手入れをする」ことは
リフォームで解決策が提案出来ます。

 

もちろん、機能だけでなく、キッチンも家具の一部のように、デザイン性が高まっているからこそ、
キッチン空間全体も高機能でデザイン性高く仕上げることでおしゃれキッチンを創っていきましょう!

 

今回はこれからリフォームする方には是非、しっかり選んでいただきたいキッチン周りの壁の素材を
ご紹介していきます。

 

一般的に市場に出回っているキッチン周りの壁の仕上げ材は「キッチンパネル」と言われる不燃化粧板です。

キッチンパネルは傷や汚れ・火にも強い製品です。

単色はもちろん、木目柄や石目柄・抽象柄などデザインも豊富なため、お部屋のテイストに合わせて
選ぶことができます。
ホーロー製やステンレス製などもあり、使う人の用途に合わせられ、表面のつるつるとした素材がお手入れを楽にしてくれます。

少し気になるのは、化粧板同士の目地にコーキングというゴム製の材料で埋めるのですが、
これが埃を付着させやすく、汚れが付くと落としにくい・・・。

また、改善させようと見切り材を入れると、少々目立ってしまうので、「こんなのがつくなんて知らなかった」
これがお施主様の心の声なんてことも。


次によく見られるのは「タイル」です。

タイルは色や形のバリエーションも豊富で、比較的加工もしやすく、選択肢が多いです。
機能面では傷や火にも強いです。

ただ、やっぱり気になるのは目地の汚れではないでしょうか?汚れが付くと落ちにくく、お手入れが大変と
思われることが多いのですが、水や油が染みこみにくい防汚目地もあるので、メンテナンスの手間が軽減できる
工夫もあります。


最後にご紹介するのは、「カラーガラス」です。


弊社のグループ会社であるハイカワデザインガラス㈱の製品で、ガラスに特殊な塗料を使って色や柄、模様まで
細かく表現して塗装しています。

職人の手で1枚1枚手作業によって作られているので、作り方を知ると、繊細さも感じられます。
唯一無二の1点ものです。
もちろん、デザインのみならず、機能性も十分にあります。ガラスは各キッチンメーカーも対面キッチンの
ガスコンロの前につけていて、熱に強く、お手入れも簡単です。水にも強く、汚れも簡単に落とせます。


今回はキッチン周りの壁仕上げ材を「当社の施工実績」を交えながら、ご紹介させていただきました。
それぞれの生活スタイルやお手入れの頻度などを相談しながら素材を選ぶことが「気持ちのいいリュクスなリフォーム」
に繋がるのではないでしょうか。
 

皆様の「リュクスな暮らし」のヒントとなりますように。
次回もお楽しみに!
 

miyazaki natsumi
大学で生活科学部を卒業し、「建築・暮らしに関わる仕事がしたい」と、新卒で広島の建設会社「ティーエス・ハマモト」に入社し、二級建築士の資格を取得。これまで10年間、リフォーム物件に携わり、現在は1児の母として、仕事と子育てを両立。株式会社ティーエス・ハマモトのリノベーションブランド「Reno de Luxe~リノデリュクス~」のリフォームプランナーとして活動中。