LIFESTYLE
ITEM

シャンパンと琉球畳

2021/12/22

~おしゃれを楽しむようにインテリアにもこだわりを~
「もっと自分らしく心地良く暮らす」をテーマにオーダーメイドで空間をスタイリング
広島のリノベーションブランド「リノデリュクス」のインテリアコーディネーター金尾歩です。

「シャンパン」と「琉球畳」
なんだ?!この組み合わせ。とお思いでしょうが、ずっとずっと思っていたんです。
スパークリングワイン全てをシャンパンと呼ばないで~!
縁なし畳を琉球畳と呼ばないで~!

「私は本物に、一流に、敬意を表したい!!」
どちらも別格なんです。

シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で生産、かつフランスのワインの法律AOCに規定された厳しい条件をクリアしたもののみ名乗る事が許される名称。
もちろん、私はクレマン、ヴァン・ムス―、スプマンテ、プロセッコ、カヴァも大好き。でも、これらをシャンパンとは決して言いません。シャンパンは上記のとおり特別なんです。

そもそもワインラヴァ―になったきっかけは24歳のときに旅行したイタリア。ローマにあるホテルエデンの最上階にあるレストランで、ワインに目覚めてしまったのです。料理もロケーションも雰囲気も最高。とにかく美味しくて楽しくて最高の夜だったことを覚えています。デザートワインまでも1本飲み切ってしまいました。恥ずかしいっ。
今のささやかな夢は、息子が20歳になったらシャンパンで乾杯することです♡

そして、琉球畳。元々沖縄の七島イ草 (一般的な丸イ草と違う三角の草をさいて干したもの)を畳表に使用した畳のことで、手間暇をかけた手織りで作られており、丈夫で目が粗く独特の風合いが特徴の畳です。現在では大分県が主産地ですが、材料が希少な上、職人さんも少なくなってきているため高額な畳となっています。

縁なしで正方形の畳のことを総称して琉球畳と言われていますが、厳密に言うとこれは琉球風畳です。私もカラーバリエーションが豊富で取り扱いやすい樹脂製や和紙製の縁なし畳をよくご提案しています。でも、伝統工芸品であり希少な本物の琉球畳と同じ扱いにはできないのです。

「シャンパン」と「琉球畳」
私はやっぱり、本物に、一流に、敬意を表したい!!

Kanao Ayumi
国立大学の教育学部を卒業し念願の放送局に入社。 12年の専業主婦を経て広島の建設会社「ティーエス・ハマモト」に入社し、インテリアコーディネーターの資格を取得。資格取得1年後に初めて手掛けたマンションのリノベーションで「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」のリノベーション部門賞を受賞。株式会社ティーエス・ハマモトのリノベーションブランド「Reno de Luxe ~リノデリュクス~」のインテリアコーディネーターとして活動中。